2024年秋のイギリス雑感
最近またイギリスに行く機会があったので、ジュエリーには関係ないですが、チョピっとご報告を。
1) 昔と変わらないのは、赤い二階建てバスが、狭い道や曲がり角をものともせず、ガンガン走っていること。
昔と変わったのは、移民がものすごくふえたこと。
すれ違う人が英語をしゃべっていないのは、地方都市も含め、今のイギリス「あるある」です。
(ちなみに昔は東洋人とすれ違うと日本語が聞こえましたが、今はだいたい中国語、たまに韓国語、まれに日本語。)
町を歩いているのは、世界各国からやって来た、いろいろな顔立ちの、いろいろなルーツの人々。お店の接客、ホテルのフロント、清掃スタッフ、タクシー運転手、等、旅で出会う人はほとんど外国ルーツ。ロンドン在住の友人行きつけの美容師さんはコロンビアから、連れてってもらったレストランのオーナーはオーストラリアから、とバラエティ豊かでした。
2) 日本と違って、本屋がまだ健在。(イギリスはまだレコード屋もあるらしいです。)
日本文学の翻訳本や、外国人が書いた日本の料理の本が目につきました。
最近ネットで英国の翻訳文学販売数の4分の1が日本文学(2023年) という記事を見ましたが、そうかもと思えるくらい、並んでいました。
↑ Yの棚にあった吉本バナナさん、横溝正史さん、脚本家の山田太一さん。山田さんの小説はイギリスで映画化されました。
芥川賞作家による前衛的な作品も結構ありました。Mの棚には村上春樹さんと共に、村田沙耶香さんや村田喜代子さんが。↓
料理関係は、豪華な装丁で「RAMEN」や「HPKKAIDO」というタイトルが目だつように飾ってありました。
下記写真の中段を拡大していただくと、四冊並んでいます。A4サイズくらいの大型本です。著者はよく見ると全部 Tim Anderson氏。アメリカから移住してきた料理人らしいです。
ご参考までに・・・ https://news.goo.ne.jp/article/mag2/world/mag2-592230.html
https://madamefigaro.jp/culture/220629-paperback.html
3) 日本より物価が高いです。
そこら中にあるアイスクリーム屋さんでは、コーンまたはカップに入れた1フレーバーが日本円にして1,000円くらい (5ポンド)。
たばこが一番高く感じましたが、一箱3,200円くらいから (16ポンド~)。
外食は感覚的に2倍します。
地下鉄は歩いて行ける一駅区間でカードだと約500円(2.6ポンド)、現金だとなんと約1,300円(6.7ポンド)。
ただしロンドンで税金を納めていると60歳から公共交通機関の無料パスがもらえるそうです。
日本より安かったのはスーパーのプチトマト。2ダースくらい入って200~300円(1ポンド台)は安いでしょう。
食材や食事用の簡単なパンは手頃価格のものもあり、食費は自炊すればなんとかなりそうな印象。
こういう金銭感覚は今はオーッと思っても、時代が変わると一番ピンと来ない情報になりますので、日本の今の価格も書いておきますね。(ソフトクリーム約300~500円くらい、タバコ400円台~600円台、東京の地下鉄最安区間178円、プチトマト1パック税込300~400円前後)
道中いろいろ大変なこともありましたが、それらを省略したイギリス雑感は以上です。無事に戻れて感謝!!