♪ 水晶のお手入れ方法 ♪
「汗をかいた時の水晶のお手入れ方法は?」というお問合せをお客様よりいただきましたので、
次のような回答をご用意させていただきました。 (ご質問は「お客様からのコメント」に掲載させていただきました)
同じような疑問をお持ちの方にも ご参考になれば幸いです。
♪♪♪
ありがたいことに、「水晶に経年劣化はない」と鑑別の先生から伺っています。
つまり、割ったりキズつけたりしない限り、最初の美しさがそのまま、ということです。
表面に汚れがつくことはありますが、汚れだけ落とせばいつでも新品同様、というところが気持ちいいですね。
ジュエリーの美しさ維持の基本は「乾拭き(からぶき)」とよく言われますが、水晶にもそれは有効です。
やわらかい布などでの乾拭きなら、余分な成分がないので、石に余計な影響を与えることなく、汚れだけ落とすことが期待できます。
水は、蒸留水でない限り、天然ミネラルや除菌のための化学成分などがはいっていると思われますから、化粧水やアルコール同様、一般的にはジュエリーのお手入れにお勧めではないです。
蒸留水ならものによってはいいかもしれませんが、たとえば鏡をぬれた布でふくと、乾いた時に水滴跡がついていたりして、そんなに綺麗に仕上がらないことがありますよね。だからぬれた状態で放置するより乾いた布で拭いてあげた方が綺麗に仕上がると思います。
また、水が浸透していく素材なら、濡らして乾かすというのはその素材を劣化させていく可能性があるので、蒸留水でもあまりお勧めではありません。水晶に限定すると、水が中に浸透しないので、かたくしぼった布で水拭きするのは大丈夫でしょう。(水道水でも水晶の場合は大丈夫でしょう。)
全体の水洗いはお勧めではありません。理由は・・・
①穴の中まで水が入り、穴の中をそのあとで乾拭きすることができない。(当社の製品は穴磨きしている場合が多いので、その磨きが曇ると残念。)
②通っている糸やテグスやワイヤーに影響があるかもしれない。(糸はもちろん、どんな素材でも水は影響を与える可能性があります。)
でも、ブレスレットをごくまれに水洗いなさって、今のところめだった問題がないようでしたら、それはそれで持ち主のご判断でやっていただくのがいいことだと思います。気持ち良く使っていただくのが一番です。
結論として、
●水晶の場合は他の宝石同様「乾拭き」が、素材をいためることなくきれいにしていただける方法と思います。
●水晶に限って言えば、「水拭き=>そのあと乾拭き」も大丈夫でしょう。
●ティッシュと綿棒の乾拭きも、簡単で効果があると思います。細かいところは楊枝の先にティッシュをつけて、汚れをふき取ります。
●あとは、着物の洗い張り(分解してのお洗濯)のように、糸取替えなどに出していただいた時、全部の粒を超音波洗浄機で洗って通し直すことも可能です。(超音波洗浄機が洗えない石もありますが、水晶は大丈夫です)
お手入れの際は、あまり余計なところに負担をかけないように気をつけて扱ってくださいね。
♪♪♪
(引用等はご一報ください)
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